AI搭載のインフルエンザ検査「nodoca」
当院では、新たにAIを搭載したインフルエンザ検査機器「nodoca」を導入しました。
「nodoca」は、AI搭載医療機器として日本で初めて厚生労働省が定める新医療機器です。
従来の検査と比べて患者さんの負担を軽減しつつ、迅速かつ精度の高い検査を可能にする最新のAI技術が搭載された検査機器です。
医師の診察と検査結果を踏まえて総合的にインフルエンザウイルス感染症の診断を行います。
従来検査との比較
発熱直後の検査可能 | 発熱から12時間以内の検査でも80%以上の感度があります。 |
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短時間で判定 | 結果までのスピードが大幅に向上 |
痛みが少ない | 従来のスワブ採取に比べて身体的負担が軽減 |
効率的な診断 | 高精度な画像データに基づきAIが判定 |
患者さんにとって負担の少ない検査を提供することで、より快適で迅速な医療を目指します。インフルエンザが疑われる症状がある場合は、ぜひ当院までお気軽にご相談ください。
注意事項
発症後48時間以上経過すると、検査の感度が低下するため、検査の適用外となります。
痛みがないため子どもでも安心して検査を受けることができます。ただし、適応年齢は6歳以上となっており、年齢によってはのどをしっかり開けておくことができず、検査できないこともあります。
型の判定不可 | インフルエンザウイルスの有無は判定可能ですが、A型かB型かの区別はできません。 |
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注意点として、
- 適用年齢が6歳以上
- インフルエンザの型判定は不可
nodocaの特徴
発熱・症状が出始めてすぐに検査可能
nodocaを用いた検査は、ウイルス自体ではなく患者さんの症状や体の変化に着目するため、発症早期の検査にも利用可能です。発熱やのどの痛みなどの症状が出始めてすぐの患者さんにも、インフルエンザ検査の結果をお伝えできます。
日本初のAI搭載インフルエンザ検査機器
50万枚以上の咽頭画像データを基に学習したAIを搭載し、インフルエンザの可能性を判定します。
新医療機器として厚生労働省の承認を受けており、保険適用の範囲内で検査を受けることができます。
短時間での判定が可能
測定開始から数秒~十数秒で結果を判定。従来の検査と比べて待ち時間が大幅に短縮されます。
そのため、検査時のストレスや不安を軽減します。
身体への負担が少ない検査
咽頭専用カメラでの撮影により、痛みがほとんど無い快適な検査を実現しました。
治験での痛みの評価は平均0.8と、非常に軽微です。
専用カメラによる高精度な咽頭撮影
高精細なレンズと独自技術を用いたカメラで、咽頭の鮮明な画像を抽出することが可能です。
撮影時のばらつきを軽減するAI画像選別機能も搭載しています。
撮影したデータはWi-Fiを通じてクラウドに保存され、迅速に確認可能です。
感染予防に配慮
検査時に使用するクリアシースで感染リスクを最小限に抑えながら、スムーズな撮影が可能です。
nodoca検査の流れ
- スタッフの問診
- 咽頭専用カメラで撮影
- AIが画像データを解析
- 数秒~十数秒で結果判定
※インフルエンザウイルスの種類(A型・B型など)の判定はできませんが、医師の診察と検査結果を総合的に判断して診断を行います。